大学を卒業してから希望した会社に就職することができましたが、研修を受けた後に、地方で勤務をすることになりました。
都内で勤務するのであれば実家から通うことができると考えていたので喜んでいましたが、地方勤務になったので、会社が用意している独身寮で住むことになりました。
大学も実家から通学していたので、実家を離れて独り暮らしをするのは良い機会だとも感じました。
ただ勤務する土地は全く知らない場所で、友人もいないので少し心配をしていましたが、すぐに同僚とも仲良くなり、独身寮でも楽しく過ごすことができました。
年上の先輩にはおごってもらうこともできますし、会社でのアドバイスも受けることができます。
そして何よりも独身寮が一人部屋でお風呂とトイレも備え付けられていますし、食事は食堂で食べることができ、家賃が食費込みでとても安いところが気に入りました。
貯金もできるし、人間関係も良好なので楽しく働くことができました。
部屋にいるときはテレビを見て過ごすことが多かったのですが、東京と地方では違った番組が放送されるのを興味深く見ていました。
特に地方テレビはローカル情報が満載なので、その土地に馴染みがなかった自分にはとても役立ちました。
ローカル番組の畑恵アナウンサーが自分と同じ新人だったことから、頑張っている姿を見ると自分も同じように頑張ろうという気持ちになり、ひそかに応援していました。
地方勤務を終えて東京に移動になってからは、実家から会社に通うことになりました。
独り暮らしの良いところと悪いところを知ることができ、実家での気楽さに感謝する毎日でした。
東京での仕事にも慣れて、ゆっくり休日を過ごせるようになったとき、ふとテレビを見ると地方で見ていたローカル番組の畑恵アナウンサーが出演していたのでびっくりしました。
まだ地方で活躍していると思い込んでいましたが、その畑恵アナウンサーは地方局を辞めてフリーアナウンサーとして活躍していることを知りました。
東京のアナウンサーが所属する芸能事務所に入り、現在は東京を中心にフリーアナウンサーとして活躍しているということでした。
確かに東京でも活躍できるくらい輝いていたので、地方を出たのは畑恵にとっては大きなチャレンジだったのかもしれません。
ただ少し寂しいという気持ちがありますが、それでも新人の頃から応援していたので、フリーアナウンサーとしてこれからもっと活躍することを願っています。
最終更新日 2025年6月27日