非常に値段に差があるのが法人税ソフトです。
値段と便利さは比例すると思い込んで、どれを選ぶのか迷っている人もいるでしょう。
しかし、ともかく高い方が高性能で使いやすくて便利なのか、というと、そう一概にも言いきれません。
高い法人税ソフトは何が違うかというと、もちろん細かなサービスなどが充実しているということもあるかもしれませんが、一番はその処理能力なんです。
従業員数が多く、あがる所得も多い場合、ある程度高額の法人税ソフトを使ったほうが処理がうまくいくようになっています。
また、安価なものの中には、そもそも対応できる規模が指定されているものもありますね。
また、有名なソフトや高額なソフトの多くは、複数のパソコンで使えるライセンスを販売しています。
ひとりがすべての処理をするのではなく、複数の人が経理処理を行う場合は、それぞれのパソコン上で操作ができる必要がありますから、多少高額であってもこういったものを利用するのが良いでしょう。
一方、法人税の計算どころか、全ての経理作業もひとりでやっている、というような規模の会社の場合、当然、複数ライセンスなどは不要ですね。
会社の規模が小さければ、それだけ入力する数字の量も少なくなりますし、経理的な処理もシンプルになります。
つまり、複雑な項目や処理手順があるソフトよりも、よりシンプルで、簡易的なソフトの方がかえって使いやすい、なんてことも十分にあり得るのです。
また、法人税ソフトに欠かせないのが毎年のソフトの更新です。
税率や制度が細かく変わりますから、これは絶対に必要な手順になります。
法人税ソフトの値段を見るときには、初期費用だけでなく、更新料も忘れずにチェックするようにしましょう。
最終更新日 2025年6月27日