栄養を効率的に摂取できる青汁
大麦若葉はイネ科に属する草本のことで、名前のようにこの植物の若葉を指します。
つまりお米の親戚であって、日本人に馴染み深い植物だといえるでしょう。
大麦はとても生命力溢れる植物で、低温や乾燥状態でも生きたり生長するのが特徴です。
また、小麦の生産が難しい土地であっても、大麦は立派に生長して食用になります。
大麦の若葉は別名青汁として知られ、一般的にはこちらの名前で広く定着しています。
粉砕して粉末状にしたものを摂取することで、効率的に栄養補給が行なえるのがポイントです。
厳しい環境下でも育つ植物ですから、蓄えられる時に蓄えられるだけ栄養を自分のものとします。
その結果、大麦若葉はビタミンやミネラルといった、人に欠かせない栄養素を幅広く、しかも沢山含む結果に至ります。
健康において要注目なのは、ビタミンB1やCにカルシウムと、鉄分や亜鉛にカリウム、そしてマグネシウムや銅です。
βカロテンやアミノ酸、更には食物繊維まで入っていますから、まさに飲む栄養の宝庫というイメージです。
繊維質なので、食前に飲むと血糖値の上昇が抑えられますし、不足しがちな栄養素は効率的に摂取できますから、理想的な食品だといえます。
食事が偏りがちで疲労感が抜けない人や、貧血気味でフラフラとしてしまう、そういう人にも向いているわけです。
栄養価が豊富な大麦若葉
野菜は沢山食べようとすると大変で、生だとボリュームが多く見えますから、火を通して食べるなどの工夫が行われます。
しかし、火を通すと栄養が損なわれてしまう野菜もあるので、バランス良く幅広く野菜を摂るのは思いの外難しいです。
大麦若葉は、忙しい現代人の為に作られたかのような食品ですし、水に溶かすだけで飲めるので簡単です。
水を牛乳や豆乳に置き換えたり、ヨーグルトと一緒にいただく方法もあるので、工夫次第で楽しみ方が広がります。
シェイクに混ぜたりはちみつと合わせても美味しくいただけますから、改めて可能性を秘めている食材だと分かります。
人にとって大切なビタミンとミネラルに加え、抗酸化フラボノイドも楽しみながら摂取可能ですから、子供からお年寄りまで、家族皆で健康的な生活が送れます。
運動習慣やストレスを溜めない心掛けも大事ですが、人の身体はやはり食べるものが基本です。
良質な食材を厳選して摂るのが理想的ですが、現実的には入手性やコストの観点で限度があります。
人口増加と食物不足が懸念される中、大麦若葉は土地を選ばず育てやすく、栄養価が豊富なことから注目を集めます。
肉や魚と野菜に果物と、様々な食品をバランス良く、美味しく食べるのがベストではあるものの、忙しさや価格といった理由で誰もが理想的な食事をするのは困難です。
そんな状況において、栄養不足を解消したりバランスを整えてくれる救世主になるのが、今では知らない人はいない大麦若葉です。
1日3回、食事のお供になりますし、水分補給の際に水代わりに飲むのもありです。
朝食欲が湧かず十分に食べられない場合も、バナナと組み合わせるだけでも立派な栄養補給になります。
美容や健康が気になる人であれば、朝と昼をしっかり食べつつ、夜は控えめにして胃腸の負担を減らすのがおすすめです。
食事量を減らすと栄養不足が心配ですが、その点も大麦若葉で補えば大丈夫です。
お勧めの摂取方法
味は商品によりますが、香りを活かしつつ癖を抑えたり、抹茶などで飲みやすくしている商品が多いです。
だからこそ水に溶かしただけでも飲みやすいですし、牛乳やヨーグルトなどの乳製品にも合うわけです。
色は鮮やかな深みのある緑なので、ほうれん草などを苦手な人にとっては、色だけで抵抗感を覚える可能性があります。
その為、苦手に感じてしまうと口をつけるだけでもハードルは高いですが、調理の際に料理に入れてしまえば分からないです。
粉末状なのでサッと溶けますし、少量なら料理に入れても味は殆ど変わらないので、内緒で加えても気がつく恐れは小さいです。
勿論、沢山入れると色が緑色になりますし、微妙な味やニオイの違いが分かってしまうことはあり得ます。
野菜嫌いの子供に悩んでいる場合は、少しずつ料理に混ぜてみて、慣れたところで量を増やしてみることをおすすめします。
歯が悪かったり飲み込む力が衰えているお年寄りにも、少なくなりがちな食事量を補うのに役立ちます。
やはり癖の少なさが魅力的で、子供ほど抵抗感を覚えるお年寄りは多くないですから、栄養不足を防ぎたいお年寄りに最適です。
ただ、慣れない食品を一度に摂ると、お腹が驚いてしまうことがあるので、子供と同様に少しずつ慣れさせるのが良いでしょう。
これは若い成人にも共通するポイントで、特に食物繊維が多めの食事をすると緩む傾向になります。
繊維質の多い食事や、食物繊維中心のサプリとの併用は注意が必要ですが、乳酸菌とは相性が良いので推奨されます。
食前と食後、あるいは食間と飲むタイミングは自由ではありますが、食物繊維の働きに期待するなら糖質を摂取する前の食前がベストです。
最終更新日 2025年6月27日